今春新入社員は「発光ダイオード型」・生産性本部が命名

 今春の新入社員は「発光ダイオード型」??。財団法人、社会経済生産性本部は24日、2005年度の新入社員の特徴を表すキーワードを発表した。熱を出さずに光る発光ダイオードになぞらえ「電流を通すようにしっかり指導すればそこそこ結果を出すが、愛社精神が薄いため決して熱くならずに冷めている」のが命名の理由だ。
 厳しい就職戦線を勝ち抜いてきたこともあって実力主義志向が強く、自分のキャリアや市場価値を高めようとの意識が旺盛。起業意識も強く、組織はあくまで踏み台と考えており、会社への帰属意識は薄い。
 ライブドア問題でも世代間で見方やスタンスが違うが、生産性本部の担当者は「一歩引いて物事を見たり、中高年のような会社への忠誠心は持たない傾向が強まっており、自分や企業の市場価値を高めようとする堀江貴文社長の手法に共感する若者が多いことにもつながっているのでは」とみている。