植生機能のあるモルタル材を開発

 中部電力は,コンクリート二次製品メーカーのミルコン(本社,福井市)と共同で,コンクリートブロックの表面に植生機能を与える「ポーラスモルタル材」を開発した。河川の護岸や法面などに利用する。
 ポーラスモルタル材の中に,石炭灰を化学処理して製造する微粉末の人工ゼオライト「シーキュラス」や植物活性材「J-WISH」といった中部電力が製造する材料を含む。これらにセメントや砂,水を加えて練り固めると,土のように無数の微細孔を持つポーラス構造になる。